こんにちは。
Babiです。
備忘録というかなんというか。
いつもどんなこと考えてデッキ組んでるかを言語化しておこう的なアレです。
実際に今組みながら、だらだらと書いています。
一応ブラケット3想定です。
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こんにちは。
Babiです。
備忘録というかなんというか。
いつもどんなこと考えてデッキ組んでるかを言語化しておこう的なアレです。
実際に今組みながら、だらだらと書いています。
一応ブラケット3想定です。
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(高座にて)
えー、世の中には怖いものってぇのが人それぞれございますな。
地震、雷、火事、親父なんて申しますが、最近の若い衆は違うそうで。
「既読スルーが怖い」とか、「上司との一対一が怖い」とか、妙なことを申します。
長屋の若い者どもが集まって、怖いもの自慢をしておる。
⸻
「おれぁ蛇がだめだねぇ」
「いや、熊が怖ぇ」
「幽霊ってぇのが一番いけねぇ」
なんて言っておりますと、ひとり、やけに静かな男がおる。
熊公ってぇ男で。
「おい熊、てめぇは何が怖ぇんだ?」
「……言わねぇ」
「なんだなんだ、もったいぶりやがって」
「いや、あっしの怖ぇものは、ちっと洒落にならねぇ」
「言え言え!」
「笑うなよ?」
「笑わねぇよ!」
熊公、しばらく黙っておりましたが、小声で、
「……メスガキが怖い」
一同、
「はぁ?」
「なんだそりゃ!」
「子供が怖ぇのか?」
「違ぇんだよ……あの、妙に口が達者で、生意気で、人を見下したような顔で、“ざぁこ♡”とか言ってくる類の……」
「なんだその限定された恐怖は!」
「怖ぇんだよ! あいつらは!」
「お前なぁ、いい歳した男が情けねぇ!」
みんな面白がって、
「よーし、それじゃ熊公にメスガキをぶつけてやろう!」
ってぇんで、町内で一番口の達者な娘を呼んでくることになった。
⸻
しばらくして、小娘がやってくる。
これがまぁ、小柄で偉そうで、腕なんぞ組んでやがる。
「へぇ〜? あんたが“メスガキこわい”って言ってたおじさん?」
熊公、ぶるっと震える。
「ひっ……!」
「なにその顔〜? 本当にビビってるじゃん♡」
周りは大笑い。
「おい熊! しっかりしろ!」
娘っ子、さらに畳みかける。
「もしかして、年下の女の子にからかわれるだけで動揺しちゃうタイプ〜?」
「や、やめろ……」
「うわ、図星? ざぁこ♡」
熊公、顔真っ赤。
「ひぃぃ!」
「効いてる効いてる♡」
長屋中、大爆笑。
⸻
ところが妙なもので、人間、慣れてくる。
最初は震えてた熊公も、だんだん様子がおかしい。
「……」
「ん? どうしたのおじさん?」
「……もう一回言ってくれ」
「は?」
「その、“ざぁこ♡”ってやつを……もう一回」
一同、
「おい!!」
娘っ子も引いてる。
「え、なに……きも……」
「あと、“よわよわ♡”ってのも頼む……」
「調子乗んな!」
ぺしーん! と扇子で頭を叩かれる。
熊公、満面の笑み。
「ありがてぇ……」
「怖がってたんじゃねぇのかお前!」
熊公、しみじみ。
「いやぁ……やっぱり怖ぇもんは近くで味わうに限るねぇ……」
みんな呆れて、
「お前、それ怖いんじゃなくて好きなんじゃねぇか!」
すると熊公、真顔でこう申します。
「違ぇよ……好きになっちまうのが怖ぇんだ」
(下げ)